世界観の概要
ジェネシスと契約してハイランダーになったPCたちが楽園を手に入れるまでの時代を描く。
世界観上の歴史
アサルトエンジンの世界における、現代から約400年ほど前の、
ハイランダーとモルフが戦争を行う少し前位を舞台とします。
この頃、ジェネシスは人々にアルファコードを仕込むことで、
彼らの精神力を換金可能なエネルギーに仕立て上げる研究を完成させ、
そしてその力を使って覇権争いをしていました。
現在はその覇権争いは激化し、すでに世界全体が、
大規模な事件あるいは戦争が頻発する戦国時代と化しています。
PC達はこの時代の中で、ジェネシスのための突兵、または流れのハイランダーとなり、
生き残りつつ心に秘めた目的を果たすのがストーリーの流れとなります。
世界観における注釈
この当時、ジェネシスのことは広く知られており、人々に災厄を広める存在として恐れられています。
ハイランダーもまた、同じような立場です。
ただし、ハイランダーと言ってもいろいろいます。
お金のため、正義を成すため、クーデターを起こして故郷を救うため…など、
様々な理由でジェネシスと契約し、ハイランダーとして戦っているためです。
また、親や祖父母などがハイランダーの者は強い精神的ショックを受けるなどの理由で
ハイランダーに覚醒するケースもあり、このようなものははぐれハイランダーとして、
その後何をするかは完全に個人の決断にゆだねられます。
ハイランダーとなったもの、そうでないものが入り混じり、
ある町はモヒカンの巣窟となり、ある町はジェネシスの圧政に怯えており、
ある町は毎日のように戦争を起こしているなどの、世紀末のような世界が出来ています。
プレイヤーはこの世界で、楽園を手に入れることを目標に戦い続けなければなりません。
PCの立場
親となるジェネシスがいれば、その下で働く、その敵となる存在を倒すハイランダーになります。
逆に親となるジェネシスがいない場合、自分の意志で迫りくる火の粉を払い続けるハイランダーになります。
基本的には、親となるジェネシスがいれば、ファンタジー戦国世界のように領土拡張のための戦争に出向く兵士になります。
ジェネシスがいない場合、基本的なファンタジー世界のように冒険することが出来るでしょう。
この世界観ではモヒカン的行動が出来ます。
一般人を無視したり気分が悪いから殺しても親玉であるジェネシスを含め、普通は誰も何も言いません。
(もちろん、あまり調子乗ってると通りすがりのヒーローと戦闘になることがあります)
どのような行為をするかも含めて、町の倫理観によります。
サンプル導入
導入1:楽園防衛隊
たまたま他の街に比べれば治安のいい、天国のような街に流れ着いたPC達はそこに定着するが、
その周りで、覇権を狙うジェネシスたちが戦争を起こそうとしていた。
PC達は、周りのジェネシスが自らの野望のために起こすトラブルを解決し、せっかく手に入れた天国のような町を守らねばならない。
※このキャンペーン設定をすると、通常のファンタジー世界と同じように動かせます。
あまり世界観について考えたくないGMにおすすめ。
導入2:ジェネシスへの反逆
PC達はあるジェネシスに従い、戦争をしている兵士だ。だが、この戦争が正しいとは思っていない。
ある時、君たちは風のうわさでこんなことを聞いた。
あるハイランダーのグループが結託してクーデターを起こし、勝利して自由を手に入れたらしい…と。
もしかしたら、自分たちにもできるかもしれない。そう思ったあなた達は準備を始めることにした。