2レベルはかなりのネタ切れの激しさに伴いこれからデルブにしようかと思っています。
2レベル以降のバランスは、必要スキル…エンチャントウェポンやアフェクション、インタラプトの有無でかなり変わります。
これ以降のシナリオは参考になるかどうかはプレイしてみないと分からないので、
あらかじめテストプレイして運用してください。
【シナリオ名】地下墓地の遭遇
【対象】2レベルの5人程度のバランスを想定しています。
【目的】制覇
【シーン0】導入:概要
基本的に、導入については以下のようになる。
舞台について決めていないならば、以下の概要さえ読みあげれば充分だ。
舞台を決めているのであれば、その舞台に応じたNPCに話させること。
近くの山にある鉱山から、新たに遺跡が発見された。
鉱脈を発見しようとして見つけたらしい。
当時は探索する物もなく、しばらくの間放置されていたが、
そこからアンデッドがわき出てくるようになってしまった。
業を煮やした鉱山の関係者は、冒険者に依頼してアンデッドを退治してもらうことにしたのだった。
なお、報酬はアンデッドの出現を止めることができたら、一人200Gである。
報酬についての質問があったら、答えること。
【シーン1】
目的の鉱山についた。
鉱山の内部にはランタンが用意されており、昼でも明かりが用意されている。
鉱山の責任者に聞いて、鉱山の地図を受け取った冒険者は早速目的の遺跡に向かった。
鉱山の責任者に会いに行くところからシーンを始めても構わない。
その場合は、最後の1行を「まずは、鉱山の責任者に会わなければなるまい」にすること。
鉱山の中ではエンカウントはなく、目的の遺跡にはすぐに着くことができる。
【シーン2】
ここから遺跡のようだ。10cm位の段差の下に、石でできた床がある。
目の前には開いている扉があり、そこから左右の通路で繋がっているようだ。
これから探索を始めようとした矢先、その開いた扉の奥から、アンデッドがやってきた。
もはや、この状態で戦闘を回避することは出来ないだろう。
【隊列】PC-10m-[ゾンビ(2-214)×2、スケルトンソルジャー×2]
ゾンビ、スケルトンソルジャー共に目の前の対象に攻撃する。離脱はしない。
このモブ達を倒すと、探索できるようになる。
と言っても、この部屋にはトラップがなく、荒らされた形跡はほとんどない。
あるのは、先ほどのスケルトンやゾンビが歩いてきた跡だけである。
この部屋には既にほかの手がかりはないので、奥の扉を抜けて
左右のどちらに進むか、確認を取ること。
ちなみにスケルトン達は必ず左側の方から来ているようだ。
それ以外には、特に目立った違いはない。
【ダンジョンの構造】
このようになっている。開始と書かれている場所が入口である。
【シーン3】通路:左側
シーン2から初めて来たときは以下のように説明すること。
シーン7から来た時は、左右を逆にすること。
通路だ。左側の壁に、扉らしきものが2つ見える。
また、奥の方は右に曲がるようになっている。
既に崩落した後、反対側から来た場合は以下のように説明すること。
どうやら、ここは先ほど崩落した通路の反対側のようだ。
目の前には、先ほど行けなかった扉と、崩れてもはや進めない通路がある。
シーン2で左側を選ぶとこのルートになる。
右側に折れていて、折れた先には2つの扉が手前と奥にあるのが見える。
この部屋の手前と奥の部屋を結ぶ廊下に、仕掛け天井が用意されている。
天井が崩落し、先に進めなくなるトラップだ。
これはトラップ探知で指定の探知値を出せば見つけることができる。
なお。罠が起動すると奥の部屋には行けなくなるが、手前の部屋には行くことができる。
気付かない場合、奥の部屋に行こうとすると起動する。
ダメージの有無を問わず、罠が起動したら奥の部屋には行けなくなるので注意。
なお、奥の部屋はシーン8である。ずいぶん先なので注意すること。
【シーン4】手前の部屋
この部屋の扉には、トラップなどはない。
小部屋のようだ。古びた武器や装備品などが壁にかかっている。武器庫だったのだろう。
その他にも、宝箱のようなものが4つ程度置いてある。
こう、数がある宝箱は露骨に怪しいが…
4つの宝箱が左右に並んでいる。このうち、左から2番目、3番目がミミックである。
宝箱のうち1つにエンゲージすると、両方のミミック(2-231)が動きだし戦闘になる。
ミミックの宝箱にエンゲージしていた場合、ミミックの能力により、不意打ちになる可能性が
あるので気を付けること。正しい宝箱にエンゲージしている場合は、不意打ちはない。
PCのうち、ミミックにエンゲージしなかったメンバーは全員5m離れているものとする。
戦闘が完了すると残りの宝箱を開けることができる。
一番左の宝箱には鍵A(1-340)、もう片方には毒針(1-341)の罠が仕掛けられている。
中身は毒針の方がMPポーション1d6個、鍵の方がHPポーション1d6個である。
【シーン5】右の通路
左に折れ曲がる通路のようだ。
通路の中央当たりに扉があり、そしてその奥ががれきで塞がれている。
しかし、上部に空洞があり、そこまで登ることが出来れば通り抜けられそうだ。
このエリアは目標値12の登攀判定に成功すれば奥へ行ける。
奥に行かなくても、扉を開けることが可能である。
【シーン6】右の部屋
この部屋には鍵がかかっておらず、棺桶がいくつもある。
3割近くが既に開いており、中身は空のようだ。どうやらここからアンデッドが湧きでるらしい。
【探索】 達成値12
これらの棺桶の開いていない部分は封鎖するか、解放して倒せば
中のアンデッドは封印されるだろう。もちろん開けるなら戦闘になるだろうが。
とは言え、もし出てくるのが前戦ったようなものならば、負ける要素はあるまい。
彼らはエキストラなので判定なしで破壊出来てよい。
と言うかモブが1匹しかいない状況で太刀打ちできるはずもなく冒険者によってフルボッコにされる運命である。
なお、これを破壊すればしばらくの間はこの遺跡からアンデッドが出てくることはない。
ただし、しばらくであり根本的な解決にはならないことに注意すること。
【シーン7】上部の廊下
左側の通路から来た場合、右に、
右側の通路から来た場合、左に折れ曲がっている。
通路の先、中央に扉があるのが見える。
そして、その向こう側には曲がり角と思われる廊下が続いている。
おそらく、ここの廊下は一周するようになっているのだろう。
ここの通路と扉には罠などはない。
右側から来て、なおかつ奥の通路を進み左に曲がる場合シーン3に、
左側から来て、なおかつ奥の通路で右に曲がる場合シーン5に戻ること。
シーン3に戻った場合、崩落で進めなくなる奥の部屋はシーン4である。
手前の部屋はシーン8になることに注意すること。
なお、既に該当エリアの罠が解除されている場合、二度と発動しない。
なお、このエリアの中央にある部屋はシーン9である。
【シーン8】左側:奥の部屋
この部屋には鍵Aがかかっている。達成値は通常通りである。
開けたら次のように話すこと。
鍵のかかった扉を開けた。どうやらこの部屋は貯蔵庫のようだ。
色々な物が詰められている。探してみると何か見つかるかも知れない。
【探索】
達成値によって、以下のものが見つかる。
8以上:HPポーション2個+MPポーション2個
10以上:1d6×20G
12以上:さらに1d6×20G
14以上:さらに2d6×20G
クリティカル:さらにビギナーズロッド(2-94)
【シーン9】奥の部屋:クライマックス
大きな部屋だ。そこでは頭だけのアンデッドが死体を引きずり出し
アンデッドにするようにしている様を見ることができる。
どうやら、こいつがアンデッドを作りだしているようだ。
頭だけのアンデッドは、あなた達に気付くと、攻撃してきた。
どうやら、倒さないと本当の解決にはならないらしい。
【隊列】 PC-5m-[フライングヘッド(2-252)、ゾンビ×1、(2-214)、スケルトンソルジャー(2-214)]
彼らは同じエンゲージにおり、前に行って殴る行動をする。
基本的に離脱はしない。対象はランダムである。
バッドステータス(毒)付与は、使える全ての敵が積極的に使う。
ボスはフライングヘッドである。フライングヘッドにボス補正としてHP2倍の補正を加えること。
4人なら175%、3人なら150%である。
都合上4人でもこの編成で勝てるだろうと思われるが、不安ならゾンビを減らすべきである。
3人の場合は確実にゾンビを1匹削ること。不安ならさらにスケルトンを減らしてもよい。
ここで、メイジのエンチャントウェポンの有無は重要である。
仮に持っていない場合、シーフが仕事が出来ないことを覚悟してゾンビを減らす、
もしくはフライングヘッドの物理防御力を8まで減らすこと。
この戦闘に勝つとシナリオは終了である。
この部屋には宝物がないので、他の部屋を探索させること。
このボスを倒した後は、シーン3の崩れる天井は蛇足なので、省略してよい。