さて、今からシナリオ制作ガイドの第1回を始めたいと思います。
まず最初の記事はタイトル通りGMをやる場合において
他人に楽しんでもらうなんて考え方は捨てろ、と言うアドバイスです。
当然、これを実現するためにプレイヤーの楽しさなど捨ててしまって構いません。
プレイヤーが楽しくなくても、あなたが楽しければセッションは成功だと胸を張っていいのです。
恐れず周りの人たちが尻尾巻いて逃げ出すようなセッションを作りましょう(※1)。
それが、まず最初に一番大事にするべき道だと私はここで宣言します。
その理由は3つあります。
ひとつはプレイヤーの方が多いこと。
2つ目はTRPGが趣味であること。
3つ目は、他人の感情のように計測不能なものを理由にすると
大抵の場合(※2)ろくなことにならないからです。
このうち最も重要なのは3で、1と2を足しあわせて3倍しても
まだ3の方が大事なくらい大事なことになります。
なぜ大事かは、実際にやってみないとわからないのですが
簡単にいえばそうすると続かないからなんです。
社会人の人たちは皆、多かれ少なかれ気づいていると思います。
毎日の仕事を、辞めたいと思っていませんか?
無限のお金が得られるなら、仕事を辞めるといつも言っていませんか?
それこそが今、私の言っていることの証明となります。
TRPGは趣味ですから収入はない。だから簡単に辞められる。
そうなると続かない。だから、周りからGMがいなくなる。
そうならないようにするためにも、まず自分が楽しむことが必要なのです。
このガイドは、最終的にGM自身が楽しんでもらうためにどういうことをするべきか、
どういうシナリオを作ってどういう風に楽しんだらいいか、ということを
最終的な目標としていきます。
どうか、このガイドを皆様自身が楽しむために役立ててください。
※1:
これを見て実際にやると言うことは、周りのプレイヤーが好きではないということを示します。
そして、もしそうならば別れてしまっても問題はない、そう思いませんか?
少なくとも、GMの方が求められている今GMをやる限り出会いのチャンスはいくらでもあります。
※2:
少なく見積もって7割、普通に考えて8割くらいは軽く当てはまります。
残りは言われなくても既にそう言う目標を立てていて、
そしてそういう人を偉人といいます。たぐっちゃんのことです。
でも私達はそんな偉人ではありません。ただの一般人です。
背伸びして偉人になろうとしてもできるとは思えませんし実際できないでしょう…。
ちなみにそういう目標を建てさせようとする人を
「他人が自分に尽くすのが当たり前だと思ってる人」と言います。